「今夜の映画、何を観よう?」Amazonプライム・ビデオの膨大なリストを前に、そう悩んで指が止まってしまうことはありませんか?
貴重な2時間を費やすなら、絶対に「ハズレ」は引きたくないものです。
特に、仕事や日々の生活で溜まったストレスをスカッと解消したい気分の時、重すぎるテーマや難解なストーリーは避けたいと感じる方も多いでしょう。
もしあなたが、「とにかく理屈抜きに面白い映画が観たい」「日常の鬱憤を晴らすような爽快感が欲しい」と思っているなら、ジェームズ・マカヴォイ主演の映画『ウォンテッド』は、まさに今夜のベストチョイスと言えるかもしれません。
2008年の公開当時、その斬新すぎる映像表現と「弾丸が曲がる」という衝撃的な設定で世界中の度肝を抜いた本作。公開から時間が経った今でも、その輝きは全く色あせていません。
この記事では、Amazonプライム・ビデオで配信中のアクション大作『ウォンテッド』について、ネタバレを一切せずに、その見どころや魅力を徹底解説します。
物語の核心には触れずに、なぜこの映画が「見るエナジードリンク」と呼ばれるほど観る人のテンションを上げてくれるのか、その理由を深掘りしていきます。
読み終わる頃には、きっと再生ボタンを押さずにはいられなくなるはずです。
注意事項
あらすじや作品情報など、正確な情報を記載するように注意しておりますが、何分個人で運営しているため、誤りや見落としがあるかもしれません。考察は映画の解説ではなく、わたし個人の感想からきているものです。あらゆる基準がわたしの主観的な判断のよるものです。以上をご了承の上、読んでいただけると幸いです。
映画ウォンテッドのあらすじと見どころ

映画『ウォンテッド』は、冴えない日常を送る一人の青年が、ある日突然、裏社会の壮絶な戦いに巻き込まれ、眠っていた才能を覚醒させていく物語です。
主人公のウェスリーは、職場では理不尽な上司にガミガミと怒鳴られ、プライベートでは恋人に浮気され、生きる気力も目的も見失っている、いわゆる「負け組」のサラリーマン。
常に不安障害を抱え、薬を手放せない彼の姿は、現代社会に疲れた私たち自身の姿とどこか重なる部分があるかもしれません。
しかし、謎の美女フォックスとの出会いが、彼の人生を180度変えてしまいます。
彼女に導かれた先は、太古の昔から世界の均衡を守ってきたという秘密の暗殺組織「フラタニティ」。
そこでウェスリーは、自分が伝説的な暗殺者の血を引いていることを知らされるのです。
ここからの展開は、まさにジェットコースター。
昨日までの「いじめられっ子」のような生活から一転、超人的な身体能力を駆使する暗殺者としての過酷な訓練が始まります。
この映画の最大の見どころは、なんといってもその「世界観の設定」の面白さにあります。
単なるガンアクションではなく、物理法則を無視したかのような超人的な技の数々が登場します。
しかし、それらが決して子供っぽい荒唐無稽さにならず、スタイリッシュな映像として成立している点が本作の凄いところです。
底辺生活から一転して殺しの世界へ足を踏み入れるという、ある種王道の「変身願望」を満たしてくれるストーリーは、観る者に強烈なカタルシスを与えてくれます。
アンジェリーナ・ジョリーら豪華キャスト
本作を単なるB級アクション映画に終わらせず、重厚なエンターテインメント作品へと昇華させているのは、間違いなくハリウッドを代表する豪華キャスト陣の競演です。
主演から脇を固めるベテランまで、それぞれの役者が持つ個性がキャラクターに完璧にハマっており、画面の隅々まで緊張感と華やかさが満ちています。
主演ジェームズ・マカヴォイの魅力
主人公ウェスリーを演じるのは、イギリス出身の実力派俳優ジェームズ・マカヴォイです。
彼は後に『X-MEN』シリーズのプロフェッサーX役などで知られるようになりますが、本作出演時はまだ、『つぐない』などの文芸作品で見せる繊細で優男なイメージが強い俳優でした。
しかし、『ウォンテッド』ではそのイメージを完全に覆しています。
物語の冒頭、自信なさげに背中を丸め、「すみません」が口癖のようなウェスリーの姿は、あまりにも情けなく、見る者をイライラさせるほどリアルです。
しかし、物語が進むにつれて彼の目は鋭さを増し、肉体も逞しく変化していきます。
この「覚醒」のグラデーションの表現こそが、ジェームズ・マカヴォイの真骨頂です。
気弱な青年が、自身の運命を受け入れ、狂気すら孕んだ捕食者の目へと変わっていく様は鳥肌ものです。
彼の演技力があるからこそ、私たちはこの非現実的な設定の物語にリアリティを感じ、感情移入することができるのです。
モーガン・フリーマンの存在感
そして、物語の重りを支えるのが、名優モーガン・フリーマンです。
彼が演じるのは、暗殺組織「フラタニティ」のリーダー、スローン。
モーガン・フリーマンといえば、『ショーシャンクの空に』や『セブン』などで見られるような、知性的で温かみのある指導者や神のような役割を演じることが多い俳優ですが、本作ではその「信頼できる指導者」というパブリックイメージを巧みに利用しています。
スローンの一挙手一投足、低く響く声には、組織を統率する者特有の圧倒的な威厳と、底知れない不気味さが同居しています。
彼が画面に映るだけで、その場の空気がピリッと引き締まるような緊張感が生まれます。
ウェスリーを導く師としての顔と、組織の掟を守る冷徹なリーダーとしての顔。
その深みのある演技が、単なるアクション映画に重厚なサスペンスの要素を加えています。
弾丸が曲がる?斬新なアクション

『ウォンテッド』を語る上で絶対に外せないのが、その独創的すぎるアクションシーンです。
予告編などで「弾丸がカーブを描いて飛んでいく」シーンを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
これは比喩ではなく、文字通り、手首のスナップを効かせて銃を撃つことで、弾道を意図的に曲げ、遮蔽物に隠れた敵を撃ち抜くという、本作オリジナルの奥義です。
物理学的にはあり得ないこの設定も、映画の中では「極限まで集中力を高め、アドレナリンが過剰分泌された状態」として説明され、不思議な説得力を持っています。
スローモーションを多用し、飛んでいく弾丸の視点で描かれる映像は、観客に「自分もその場にいるかのような」没入感を与えます。
独創的な映像美と演出の秘密
この唯一無二の映像世界を作り上げたのは、ロシア出身の鬼才ティムール・ベクマンベトフ監督です。
彼は前作『ナイト・ウォッチ』で世界中の注目を集めた監督で、ハリウッドの定石にとらわれない、斬新でアグレッシブな映像センスが持ち味です。
例えば、カーチェイスのシーン一つをとっても、車が空中で回転しながらそのドア越しに銃撃戦を行うなど、「見たことのない画」の連続です。
また、主人公がキーボードで上司を殴りつけるシーンでは、飛び散ったキーボードの破片が空中で一瞬ある単語を形成するなど、細部にまで遊び心と美学が詰め込まれています。
血しぶきやガラスの破片さえも美しく見せるその演出は、アクション映画という枠を超え、一種のアートフィルムのような趣さえ感じさせます。
爽快感が味わえるストーリー展開
本作の魅力は、映像だけではありません。
ストーリーのテンポの良さと、観終わった後の圧倒的な爽快感も特筆すべき点です。
うじうじとしていた主人公が、厳しい訓練を経て強くなり、自分をバカにしていた連中や敵を見返していく過程は、非常に分かりやすく、誰もが楽しめる「成長物語」の王道を行っています。
特に、中盤以降の展開はまさにノンストップ。
「無駄のない構成」で物語が進んでいくため、2時間という時間があっという間に感じられるでしょう。
複雑な伏線や難解な人間関係に頭を悩ませる必要はありません。
目の前で起こる出来事に身を任せ、主人公と共にアドレナリン全開で駆け抜ける体験こそが、この映画の正しい楽しみ方です。
実際の評価や感想をチェック
実際にこの映画を観た人々の評価を見てみると、その「エンターテインメント性」の高さを評価する声が多数を占めています。
「とにかくアクションが素晴らしい」
「設定と世界観が面白い」
「厨二心がくすぐられる」
といった感想が多く見られ、理屈抜きで楽しめる作品として愛されていることが分かります。
一方で、「展開に深みがない」といった声もありますが、それは裏を返せば「頭を空っぽにして楽しめる」という本作の強みでもあります。
シリアスなドラマや社会派のメッセージを期待すると肩透かしを食うかもしれませんが、「最高のポップコーンムービー」を求めている人にとっては、これ以上ないご馳走となるでしょう。
この映画をおすすめしたい人
最後に、この映画『ウォンテッド』は、特に以下のような方に強くおすすめします。
- 日々の仕事や生活に閉塞感を感じている人:主人公が日常を打破する姿に、強烈なスカッと感を味わえます。
- スタイリッシュな映像美に浸りたい人:どのシーンを切り取っても絵になる、独創的なビジュアルは必見です。
- 難しいことを考えずに映画を楽しみたい人:ストーリーはシンプルで分かりやすく、純粋にアクションとスリルを楽しめます。
- ジェームズ・マカヴォイやアンジェリーナ・ジョリーのファンの人:二人の俳優としての魅力、特に「カッコよさ」が最高潮に達している作品です。
Amazonプライム・ビデオでの映画選びに迷ったら、ぜひこの『ウォンテッド』をウォッチリストに入れてみてください。
退屈な夜が、一瞬にして刺激的な冒険の時間へと変わるはずです。
記事は投稿した当時、amazonプライムビデオで配信されていたものです。
現在配信されているか最新の状況は、必ずamazonプライムビデオサイトにてご確認をお願いします。


