こんにちは、映画好きの皆さん。サイト管理人のポップです。
毎晩の映画選び、楽しいけれど悩みますよね。
「今日の2時間、この作品に捧げて本当に後悔しない?」というあの感覚。
特にAmazonプライム・ビデオを開いた瞬間、無数のサムネイルが並ぶ中で、ふと目に留まった『バレリーナ:The World of John Wick』。
タイトルからして、あの伝説的な殺し屋の世界観に関係していることは間違いなさそうですが、果たして単なるスピンオフなのか、それとも一本の映画として強烈な体験をさせてくれるのか。
もしあなたが、「アクションは好きだけど、ストーリーが薄いのはちょっと…」とか、「シリーズを全部観てないけど楽しめるの?」といった不安を抱えているなら、この記事がその迷いを断ち切る手助けになるはずです。
僕も年間300本以上映画を観ていますが、この作品には「美しい狂気」とでも言うべき、独特の吸引力を感じました。
この記事では、物語の核心や結末には一切触れず、作品が放つ“熱量”と“美学”について語り尽くします。
読み終える頃には、きっと再生ボタンを押す準備ができているはずですよ。
【作品基本情報】
- 主演:アナ・デ・アルマス
- 主な共演者:キアヌ・リーブス、イアン・マクシェーン、アンジェリカ・ヒューストン、ノーマン・リーダス
- 上映時間:約2時間5分
あらすじや作品情報など、正確な情報を記載するように注意しておりますが、何分個人で運営しているため、誤りや見落としがあるかもしれません。(特に上映時間は調べる先で1~2分違うので約〇〇分としています。)記事は、わたし個人の感想からきているものです。あらゆる基準がわたしの主観的な判断のよるものなので、ご了承の上、読んでいただけると幸いです。
『バレリーナ:The World of John Wick』の魅力とは

まず断言しておきたいのは、この映画が単なる「有名シリーズの派生作品」という枠に収まっていないということです。
確かに、あの裏社会のルールや独特の美学は継承されていますが、スクリーンから漂う香りは、より繊細で、しかし棘のある「別の何か」に変貌を遂げています。
アナ・デ・アルマスが魅せる舞踊と殺陣
主演のアナ・デ・アルマスといえば、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』での短い出演時間ながら鮮烈な印象を残したアクションが記憶に新しい方も多いでしょう。
しかし、本作での彼女は「華麗」という言葉だけでは片付けられない、ある種の「痛覚」を伴う演技を見せています。
タイトルにある通り、彼女が演じるのは暗殺者でありながらバレリーナとしての教育も受けた人物。
アクションシーンの一つ一つが、まるで舞台上の演舞のように洗練されている一方で、泥臭い生存本能も感じさせる。
この絶妙なバランスこそが、彼女のキャリアの中でも特筆すべきパフォーマンスになっていると感じました。
彼女の瞳の奥にある、冷たさと激情が入り混じった光。それを見るだけでも、この映画を選ぶ価値があります。
シリーズ特有の「世界観」の拡張
ジョン・ウィックシリーズのファンならご存知の「コンチネンタル・ホテル」や「誓印」といったガジェットやルール。
本作でもそれらは健在ですが、視点が異なることで、見慣れた世界が少し違った色合いで見えてきます。
これまでのシリーズが「無敵の男が突き進む」直線的なエネルギーだとしたら、本作は「組織の闇の中で抗う」ような、より閉塞感と緊張感を孕んだ空気感があります。
既存のファンにとっては「あの組織の裏側はこうなっていたのか!」という知的好奇心をくすぐる要素が満載ですし、初見の方にとっても、その独特なルールの数々が「異世界ファンタジー」のような没入感を提供してくれるでしょう。
復讐劇としての感情の深み
「復讐」はアクション映画の古典的なテーマですが、本作のアプローチは非常にエモーショナルです。
単に敵を倒していくだけのゲーム的な展開ではなく、主人公イヴが抱える喪失感や怒りが、映像のトーン全体を支配しています。
セリフで説明するのではなく、雨の音、靴音、そして銃声のリズムで感情を語るような演出。
レン・ワイズマン監督は『アンダーワールド』シリーズなどで見せたダークでゴシックな映像美を得意としていますが、その手腕が遺憾なく発揮されています。
観ているこちらの胸が締め付けられるような、静寂と喧騒のコントラスト。
アクション映画を観ているはずなのに、どこか悲劇のオペラを鑑賞しているような気分に浸れるかもしれません。
『バレリーナ:The World of John Wick』をより楽しむ

さて、ここからは作品のディテール、特に「五感で楽しむ」ポイントについて深掘りしていきましょう。
この映画は、スマートフォンやタブレットの小さな画面ではなく、できるだけ部屋を暗くして、大きな画面と良い音響で観ることを強くおすすめします。
ルスカ・ロマという組織の謎
ジョン・ウィックの出自としても語られたことがある犯罪組織「ルスカ・ロマ」。
本作ではこの組織が物語の背景として色濃く描かれています。
バレエと格闘術、芸術と殺人。
相反するように見える二つの要素が、この組織の中では表裏一体のものとして扱われている不気味さ。
劇中の美術セットや衣装デザインにも、この「ルスカ・ロマ」の独特な文化が反映されています。
クラシカルでありながらどこか退廃的な雰囲気。
この空間デザインを眺めているだけでも、非日常の世界へトリップできること請け合いです。
細部に宿るこだわりが、作品全体の格調を高めています。
キアヌ・リーブスの存在感
おそらく皆さんが気になっているであろう、「彼は出るのか?」という点。
キャストにお名前がある通り、キアヌ・リーブス演じるジョン・ウィックも登場します。
ただし、彼がどのように物語に関わるのか、それは観てのお楽しみ。
一つだけ言えるのは、彼の登場シーンが持つ「重力」が凄まじいということです。
主人公イヴの物語において、ジョン・ウィックという存在がどのような意味を持つのか。
単なるファンサービスのカメオ出演ではなく、世界観を補強する重要なピースとして機能しています。
「伝説の殺し屋」という肩書きが伊達ではないことを、ほんの少しの所作だけで分からせてくれる。
その説得力に、改めて鳥肌が立つ人も多いのではないでしょうか。
映像美と音楽が織りなす「死の舞踏」
この映画のリズムを作っているのは、間違いなく音楽と編集の力です。
アクションシーンにおけるカット割りはスピーディーですが、何が起きているか分からないような乱雑さはなく、音楽のビートと完全に同期しています。
重低音が響くクラブシーンや、静謐な劇場でのシークエンス。
それぞれの場所で流れる音楽が、主人公の鼓動とリンクしているかのよう。
特にクライマックスへ向けての盛り上がりは、音楽的な高揚感と物語のテンションが見事にシンクロし、観る者のアドレナリンを刺激します。
まさに「死の舞踏」と呼ぶにふさわしい、視聴覚体験が待っています。
『バレリーナ:The World of John Wick』と週末の夜
最終的に、この映画は「週末の夜、現実を忘れて美しい悪夢に浸りたい」という気分の時に最適な一本です。
考察が必要な難解さはなく、かといって子供騙しでもない。
大人が楽しむための上質なエンターテインメントとして、非常に高い完成度を誇っています。
もしあなたが今、Amazonプライム・ビデオの画面の前で迷っているなら、ぜひその指を止めて、この作品を選んでみてください。
約2時間後、エンドロールを見つめながら「良いものを観た」と、心地よい余韻に浸れることを約束します。
さあ、ルスカ・ロマの扉を開け、美しくも残酷なバレリーナの物語を目撃してください。
記事は投稿した当時、amazonプライムビデオで配信されていたものです。
現在配信されているか最新の状況は、必ずamazonプライムビデオサイトにてご確認をお願いします。


