ネタバレなし『ラストマイル』感想|Amazonプライムで観るべき理由

ラストマイル サスペンス

こんにちは!サイト管理人の「ポップ」です。

映画を年間300本以上観続けて早10年。

1日1映画を目標にしつつも、ついついドラマやアニメの誘惑に負けてしまう、そんな映画好きの私が今回ご紹介するのは、Amazonプライム・ビデオで配信中の話題作です。

「今夜、何か面白い映画ないかな?」
「ハズレ映画で2時間を無駄にしたくない…」

そんな風に画面をスクロールしているあなたに、自信を持っておすすめしたい一本があります。

それが、映画『ラストマイル』です。

正直に言います。この映画、観始めるとトイレに行くタイミングを完全に失います。

それくらい、オープニングからエンドロールまで一瞬たりとも目が離せない、極上のノンストップ・サスペンスなんです。

私は普段、サスペンスやミステリーには少しうるさい方なのですが、この作品には心地よく裏切られ、そして圧倒されました。

「でも、邦画のサスペンスって当たり外れがあるし…」と不安に思う方もいるかもしれません。

しかし、本作はあの『アンナチュラル』や『MIU404』を手掛けた最強チームが贈る完全オリジナル映画。

面白くないわけがないんです。

この記事では、物語の核心や結末といったネタバレは一切なしで、あなたが今すぐ再生ボタンを押すべき理由を、私の熱量たっぷりに紹介します。

事前情報なしで楽しみたい方も、安心して読み進めてくださいね。

【作品データ】

  • 主演: 満島ひかり
  • 主な共演者: 岡田将生、ディーン・フジオカ、阿部サダヲ、石原さとみ、綾野剛、星野源 ほか
  • 上映時間: 129分

あらすじや作品情報など、正確な情報を記載するように注意しておりますが、何分個人で運営しているため、誤りや見落としがあるかもしれません。考察は映画の解説ではなく、わたし個人の感想からきているものです。あらゆる基準がわたしの主観的な判断のよるものです。以上をご了承の上、読んでいただけると幸いです。

映画『ラストマイル』が描く極上のサスペンス

映画を見るカップル

この映画がなぜこれほどまでに多くの人の心を掴んで離さないのか。

それは単なる「犯人探し」の枠を超えた、重層的でスリリングな体験ができるからです。

画面の向こう側の出来事とは思えない、現代社会への鋭い視点とエンターテインメントが見事に融合しています。

アンナチュラルとMIU404の世界線

まず、この作品を語る上で外せないのが、ドラマファンなら思わず声を上げてしまう「シェアード・ユニバース」という試みです。

本作は、大ヒットドラマ『アンナチュラル』と『MIU404』と同じ世界線で物語が進行します。

「ドラマを見ていないと楽しめないの?」と心配になる方もいるかもしれませんが、安心してください。

私自身、映画単体として観ても十分に完成度が高いと感じました。

ドラマのキャラクターが登場するシーンは、ファンにとっては極上のサプライズであり、初見の方にとっては「この世界にはこんなプロフェッショナルたちがいるんだ」という奥行きを感じさせる要素として機能しています。

それぞれのドラマが持っていた「法医学」や「機動捜査」というテーマが、本作の舞台である「物流」と交差する瞬間は、鳥肌が立つほどの興奮を覚えます。

異なる正義や信念を持ったプロフェッショナルたちが、一つの巨大な事件にそれぞれの場所で立ち向かっていく。

その群像劇としての厚みが、単なるサスペンス映画とは一線を画すリアリティを生み出しているのです。

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豪華キャストが魅せる演技合戦

本作のキャスティングは、まさに「主役級の渋滞」と言っても過言ではありません。

主演の満島ひかりさんが演じるのは、世界規模のショッピングサイトの物流センター長。

彼女の知的でありながら、どこか底知れないミステリアスな雰囲気は、物語全体に絶妙な緊張感を与えています。

そして、彼女とタッグを組むことになる岡田将生さんの演技もまた素晴らしい。

彼の演じるキャラクターが持つ独特の空気感が、満島さんとの会話劇に独特のリズムを生み出し、観ている私たちを物語の深淵へと誘います。

二人の掛け合いは、時にコミカルで、時にヒリヒリするほどシリアス。

この二人の化学反応を見ているだけでも、時間を忘れてしまうほどです。

さらに、脇を固める俳優陣も実力派揃い。

それぞれのキャラクターが背負っている背景や感情が、少ないセリフや表情の端々から滲み出ています。

「この人が出ているなら間違いない」と思わせる役者たちが、それぞれの役割を完璧に全うしているからこそ、フィクションでありながらドキュメンタリーを見ているかのような没入感が生まれるのです。

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止まらない物流と爆破の緊張感

映画の舞台は、私たちが普段当たり前のように利用している「物流」の世界。

ブラックフライデー前夜という、一年で最も物流センターが忙しくなるタイミングで事件は起きます。

届いた荷物が爆発する――。

この設定だけで、日常が一気に非日常へと変わる恐怖を感じませんか?

「届くはずの荷物が凶器になるかもしれない」というサスペンス設定は、現代を生きる私たちにとって非常に身近で、だからこそ強烈なリアリティを持ちます。

ベルトコンベアを流れる無数の段ボール箱が、単なる荷物ではなく、いつ爆発するかわからない爆弾に見えてくる。

その視覚的なプレッシャーと演出が見事です。

止めるわけにはいかない物流システムと、止めなければならない爆破事件。

このジレンマが生むタイムサスペンス的な要素は、観ているこちらの心拍数まで上げてきます。

「次はどこで?」「どうすれば止まる?」というハラハラドキドキが、開始直後からラストまで途切れることなく続きます。

この「日常が脅かされる恐怖」の描き方は、ホラー映画とはまた違った、背筋が凍るような体験を提供してくれます。

『ラストマイル』を見るべき決定的な理由

映画を見る男

ここまで読んで「面白そうだな」と思ってくださった方。

その直感は正しいです。

しかし、この作品の魅力はサスペンス要素だけではありません。

作り手たちの並々ならぬ情熱と技術が、映画というフォーマットで爆発している点こそが、私が強くおすすめしたい最大の理由です。

野木亜紀子脚本の緻密な構成力

脚本を担当したのは、『逃げるは恥だが役に立つ』や『アンナチュラル』などで知られる野木亜紀子さんです。

彼女の脚本の凄さは、社会的な問題をエンターテインメントに昇華させる手腕にあります。

本作でも、物流業界が抱える労働問題や、消費社会の歪みといった重厚なテーマが、決して説教臭くなることなく、極上のミステリーの中に織り込まれています。

伏線の張り方がとにかく緻密で、物語が進むにつれて「あの時のあの言葉は、こういう意味だったのか!」という驚きが次々と押し寄せます。

一度観ただけでは気づけないような細かな仕掛けも多く、観終わった後すぐに「もう一度最初から確認したい!」と思わせる構成力は圧巻です。

登場人物たちの何気ない会話や行動の一つ一つに意味があり、それが結末に向けて収束していくカタルシス。

ミステリー好き、考察好きの方にはたまらない知的興奮が待っています。

塚原あゆ子監督の没入感ある演出

メガホンを取ったのは、数々の名作ドラマを生み出してきた塚原あゆ子監督。

彼女の演出の特徴は、なんといってもその映像美と、登場人物の感情を揺さぶる演出力にあります。

巨大な物流センターという無機質な空間を舞台にしながらも、そこで働く人間たちの体温や息遣いが伝わってくるような映像表現はさすがの一言。

特に、光と影の使い方が秀逸で、登場人物の心理描写をセリフ以上に雄弁に語らせています。

また、緊迫したシーンでのカメラワークやカット割りは、観客をその場に居合わせているかのような感覚にさせます。

爆破事件の混乱、焦り、そして決断。

スクリーンの向こう側の感情がダイレクトにこちらに流れ込んでくるような没入感は、塚原監督だからこそ作り出せる魔法と言えるでしょう。

2時間という尺の中で、これほどまでに感情を揺さぶられる映画体験はそうそうありません。

主題歌が彩る『ラストマイル』の余韻

そして、映画の感動を決定づけるのが、米津玄師さんが書き下ろした主題歌「がらくた」です。

『アンナチュラル』の「Lemon」、『MIU404』の「感電」に続き、この最強トリオが再び集結したこと自体が奇跡のような出来事ですが、今回の楽曲もまた、映画の世界観に完璧に寄り添っています。

映画本編での緊張感あふれる展開の後に流れるこの曲は、物語が残したメッセージを優しく、しかし力強く私たちの心に刻み込んでくれます。

歌詞の一つ一つが、映画の登場人物たちの心情や、作品が問いかけるテーマと深くリンクしており、エンドロールを見つめながら歌詞を噛み締める時間は、まさに至福のひととき。

「この曲を聴くために映画を観る」と言っても過言ではないほど、映像と音楽が分かち難く結びついています。

観終わった後、きっとあなたはこの『ラストマイル』という映画のタイトルを、そして主題歌を、誰かに語りたくなるはずです。


いかがでしたでしょうか。

Amazonプライム・ビデオで何を観ようか迷っているなら、この機会にぜひ『ラストマイル』を選んでみてください。

2時間後、あなたはきっと「観てよかった」という充実感とともに、自分たちの生活を支える「何か」について、少しだけ新しい視点を持っているはずです。

それでは、良き映画ライフを!ポップでした。

注意

記事は投稿した当時、amazonプライムビデオで配信されていたものです。
現在配信されているか最新の状況は、必ずamazonプライムビデオサイトにてご確認をお願いします。

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